おかげさまで目白で50年 ヒロヤクリーニング

ヒロヤのこだわり 汚れオチ2倍。驚きの洗浄力の秘密

ヒロヤでは徹底した自家洗い、自家仕上げということにこだわりをもち、洗いでは一点一点注意深くシミをさがし前処理をし、その服に最も適したクリーニング方法を選択します。

仕上げでは専属の職人がその場で丁寧に仕上げていくので大きい工場では難しいとされるようなお客様の一つ一つのご要望にもしっかりと対応し、その一着を買ったときと同様の着ごこちに少しでも近づけるようにアイロンがけをしております。このような一貫した気配りとサービスのご提供を日々追求しております。

そしてヒロヤではお客様のお気に入りの一着を守るお気に入りの一店となれるよう、また地域密着での社会貢献を目指し、従業員一同、日々笑顔でお客様をお迎えできるようにお待ちしております。ぜひ一度ご来店ください。

メインドライクリーニング機

使用機会 イタリア レンザッチ社(Renzacci SpA)製 ゴールドDX 8KG
使用溶剤 パークロロエチレン

サブドライクリーニング機

使用機会 日本 イツミ製作所 ゴールド石油機 8KG
使用溶剤 ターペン

汚れ落ちNo1!! 最高のパートナー「パークロロエチレン」

当社では、パークロロエチレンとターペンの2つの溶剤を使い分け、ドライクリーニングをしております。まず、簡単に2つの溶剤の違いを説明します。

名称パークロロエチレン(塩素系ドライ溶剤)ターペン(石油系ドライ溶剤)
比重※11.62790
KB値※20.7727〜45

比較するとパークのほうが約2倍の洗浄効果が期待できることになります。
しかし、抜群の洗浄能力を誇るパークですが、ビーズやスパンコール、合皮のついたものはデリケートな商品のため、ターペンで洗わないと生地を傷めます。
パークを使いこなすには、それを判別できる技術と経験が必要になります。

それが、9割のクリーニング店がパークを使わずにターペンのみでドライクリーニングをしている理由でもあり、ヒロヤが「他の店」では落ちなかった汚れが落ちた・きれいに仕上がりますね、とお客様からのお声を頂く1つの要因でもあるのです。

※1
大きいほど「もみ」「叩き」作用の効果による汚れ落ちが期待できる。小さい値ほど「ソフト洗い」に適する。
※2
KB値(カウリ ブタノール値)
溶剤の油脂溶解力を表す指針。カウリガム(樹脂)100gをブタノール500gで溶解した溶液(20℃)から20g抽出し、対象溶剤を滴下していく。その際、白濁または沈殿するのに要した溶剤量をccで表したもの。一般的に、この値が高いほど油性汚れに対する洗浄力が高いと言える。ただし、高すぎると樹脂系ボタンの溶解や接着ラメなどの損傷に繋がるため、高いほど良いというわけでもない。メーカーや銘柄によっても若干の差はあるが、石油系溶剤、フッ素系溶剤は30~40、パーク系溶剤は90、オレンジオイル系溶剤は70、シリコン系溶剤は15となっている。

ドライクリーニング溶液の種類と特性

ドライクリーニング溶剤も種々の種類があります。代表的なのが、パーク(パークロエチレン)、フッ素系溶剤、石油系溶剤などが多く使われ、それぞれに特性が異なります。

名称パークロエチレンフッ素系溶剤石油系溶剤
沸点(℃)12154150〜210
溶解力903127〜45
引火性なしなしあり
比重1.631.550.77〜0.82
パークロエチレン(テトラクロロエチレン)
不燃焼で油脂溶解力が大きく、比重も大きくて揮発しやすいので、短時間で洗浄や乾燥ができるメリットがありますが、有害物質と指定されているので微量の排出も規制されています。
フッ素系溶剤(HCFC-225)
不燃焼で油脂溶解力が小さいですが、浸透量や比重が大きいため洗浄時間が短くできます。沸点が低いので乾燥温度が低く、短いメリットがありますが、ボタンや樹脂に損傷を与える場合があります。
特定フロンはオゾン層破壊物質として1995年末に国際的に製造が禁止され代替フロン(HCFC-225)も製造時期が2020年までと決められています。
石油系溶剤
石油系溶剤は、油脂溶解が小さく、比重が軽いのでデリケートな衣類の洗浄に適しています。
日本では、石油系溶剤が一番普及しています。衣類についている取り扱い絵表示には、ドライ・石油系指定のマークは、この石油系溶剤のことです。
石油系溶剤指定の取り扱い絵表示でも、石油系溶剤以外の溶剤で洗浄しても問題ない衣類も多数あります。一部の衣類の製造メーカーは、一番やさしい溶剤という理由で他の溶剤で洗浄できるにも関わらず、石油系を指定している場合が多いです。

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